伊勢神宮古殿拝観《平成26年3月17日(月)~18日(火)》

豊受宮古殿拝観

豊受宮古殿拝観

伊勢の神宮に尊崇の念をもつ方々には、昨年の第62回御遷宮につぐ本年は、外宮ご正宮の古殿を拝観できる20年に一度の機会です。20年間、御正宮として豊受大神様を御守りするお役目を終え、まもなく解体されて次のお役目を待つ豊受宮の古殿を、結の会有志は、ご多用のあいまを縫っておいでくださった神宮の副楽師長・岡茂男氏のご案内で、じっくりと拝観して感謝を捧げました。

解体まじかな外宮の古殿

解体まじかな外宮の古殿

3月17日。結の会の参加者は、伊勢市駅から徒歩3分の伊勢シティホテルのロビーに集合したあと、外宮の●で岡氏とおちあいました。手水のあと、木の香り清々しい外宮の御正宮を御垣内参拝。その後、いよいよ古殿の拝観です。岡氏が同行してくださったおかげで、心おきなく古殿と古殿地を見ることができました。特に、1月31日に東郷重彦氏が「外宮古殿社の伝えてくれるものー「神宮・皇室・国家」を視座に入れてー」とすて事前講義があったので、よくわかりましたね。

こういう機会はめったにあることではありません。有難い、というのはこういうことを言うのでしょう。その後、今回の御遷宮を記念して建てられたせんぐう館を見学。夕食は、岡氏の紹介により、美味しい日本料理に舌鼓をうちました。

金剛証寺奥の院へ

金剛証寺奥の院へ

3月18日。早朝、日の出前のまだ薄暗い参拝者もまばらな内宮を御垣内参拝。
寒いと思ったらなんと雪! 降りつもる伊勢志摩スカイラインを車で朝熊山まで登って、震えながら金剛証寺を参拝してきました。金剛証寺は、伊勢神宮の鬼門を守る寺として伊勢神宮と結びつき、「伊勢へ参らば朝熊を駆けよ、朝熊駆けねば方参り」と伊勢音頭にもうたわれ、参拝者が多かったこの地方最大の寺でした。今はパワースポットとして知られるこのお寺の、奥ノ院まで続く卒塔婆の数には圧倒されます。このあと一行は河辺氏の運転により、無事に伊勢市にもどり、伊勢市駅で解散しました。

2015年7月1日