報告 迎賓館を見に行こう! 2016年2月18日

迎賓館 正門

迎賓館 正門

2月5日から18日の2週間、内閣府では迎賓館赤坂離宮を一般公開した。今回公開された施設は、①前庭、②本館および主庭、③和風別館(游心亭)。結の会では、2月11日(木・建国記念の日)と18日(木・最終日)の2回、参加した。参加人数は、個人で拝観した人を除いて、11日に5人、18日に4人。

「前庭」は、期間内の10時~17時であれば、申込み不要で定員もなく、テレビで見慣れた正門(2009年国宝指定)から入場し、建物内には入れないが、本館(同じく国宝)の外観を間近で見られる。ただし、今回が初の公開となる「和風別館(游心亭)」は、事前申し込みが必要で、残念ながら抽選にもれてしまった。
「本館および主庭」の拝観希望者は、当日朝配布される整理券を受け取らなければならない。整理券の配布方法も時間も、当日にならないと分からない。11日は、8時には配布が始まったそうで、2000枚の整理券は9時15分には無くなったため、参加5名のうち、整理券を受け取ったのは1人だった。その例があったので、18日は朝7時前には迎賓館前に整列。この日は、3000枚が入館時間ごとに配布されたので、無事に全員ゲット。朝食をとって10時からの入館に備えた。

本館と噴水

本館と噴水

本館内部は写真撮影禁止なので、お見せできないのが残念だが、朝早くから並んだ価値はおおいにあった。本館の彩鸞の間、花鳥の間、中央階段・2階大ホール、朝日の間、羽衣の間と、拝観した部屋はそれぞれ室内装飾に趣があり、シャンデリア、壁にかかった綴織、天上画、大理石の巨大な柱などの豪華さには目を奪われた。本館前に広がる主庭の噴水池も2009年に国宝に選ばれたもの。その後、春まだ浅き前庭を逍遥したが、空は冷たく澄み渡り、東京にこうしたのびやかな空間が存在し、その中にいることだけでも幸せを感じるひと時だった。 (S.U)

2016年2月19日