宗教文化勉強会「結の会」

出羽三山2神道、仏教その他の宗教文化について勉強する会です。関心をもつ人たちが集まって、主にフィールドワークをしています。

重要文化財・根津神社昇殿参拝のご報告

根津神社文京区根津に鎮座する「根津神社」は、今から1900年ほど前に日本武尊が千駄木に創祀したと伝えられ、のちに江戸時代に五代将軍徳川綱吉により、現在の場所へと遷されました。1706年に完成した壮麗な権現造りの本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門が現存しており、国の指定重要文化財として認定されています。

文化財ウィーク2016にあたり、昇殿拝観が許された11月1日、結の会は、総漆塗りの社殿に昇殿して参拝してきました。内部の長押に飾られた三十六歌仙の大和絵も見事でした。

根津神社はまた、境内の乙女稲荷への参道に建つ壮観な「千本鳥居」や、カヤの木のパワースポットでも有名です。境内は清掃が行き届き、静寂で清々しい雰囲気に心が洗われる思いがしました。

 

社殿、西門、透塀。いずれも重要文化財。

社殿、西門、透塀。いずれも重要文化財。

2016年11月5日

重要文化財「根津神社」に昇殿参拝のお誘い

2016年東京文化財ウィークの特別公開事業の一つとして、重要文化財「根津神社本殿」への昇殿が、10月31日(月)~11月2日(水)までの期間限定で許可されます。昇殿可能時間は、午前10時と午後3時の2回。

結の会は、11月1日(火)午後3時の回に参加しますので、希望者は午後2時に、根津神社の楼門にお集まりください。昇殿に要する料金は300円です。 根津神社には、本殿のほかに重要文化財に指定されている建物が6棟あります。

2016年10月14日

國學院大學「観月祭」

恒例となった國學院大學での観月祭。ことしは、「熊本震災復興祈願」として10月15日(土)16:00より開かれます。当日の演目は、管弦「傾杯楽」「抜頭」、祭祀舞「豊栄舞」「浦安の舞」「振鉾」、右舞「延喜楽、左舞「賀殿急」。どなたでも参加できますが、結の会として参加なさりたい方は、参加することをお知らせいただき、下記の時間と場所にご参集ください。

場所:國學院大學渋谷キャンパス130周年記念5号館入口
時間:午後1時45分(2時に整理券を配布するため)

國學院大學観月祭 ホームページはこちら

2016年10月9日

明治神宮外苑絵画館の特別展とギャラリートーク

明治神宮外苑は、今年10月22日に創建90年を迎え、それを記念する特別展が、聖徳記念絵画館で11月20日まで開催されます。

外苑にはよく行くが、絵画館には入ったことがないという人が、意外に多いのではありませんか。幕末から明治時代の歴史上の出来事を描いた、巨大な壁画の列にはきっと圧倒されるでしょう。近代史に関心を持つ人、必見です。

結の会は、10月29日(土)午後2時からの、巨大壁画を読み解くギャラリートークに参加します(午後1時15分に絵画館入口集合)。数が限られていますので、希望者は至急、「お問い合せ」よりお知らせください。応募は先着順とし、多数の場合はお断りすることがあります。

明治神宮外苑創建90年特別展 ホームページはこちら

2016年9月24日

靖國神社の秋の夜長参拝 報告

――秋を彩る九段の光――「みらいとてらす」

みらいとてらす靖國神社では9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)に、「みらいとてらす 秋の夜長参拝」を開催しました。この行事は昨年から行われ、好評を博しています。

開門時間を延長した神社の参道を、三々五々集まってきた参拝者たちは、プロジェクションマッピングなどのライティングが美しく照らし出す、夜の神社の雰囲気を、静かに楽しんでいました。

結の会では、常には入ることのできない中庭(ちゅうてい)での「みらいとてらす限定特別参拝」に参列しました。おりから振り出した雨の中、ご神前で夜の闇を切り裂くような中空からの二筋のライトが、ご神前にぬかづく多数の参拝者たちを照らし出し、荘厳な雰囲気をかもしだしていました。

2016年9月21日

秋の夜長、靖國神社にみんなで参拝しましょう

靖國神社では9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)に、―秋を彩る九段の光―「みらいとてらす」を開催します。第一鳥居から拝殿までの各所をさまざまにライトアップし、九段の森にいつもと違った荘厳な世界が出現します。開門時間は6時から21時まで、雨天も開催です。

また、各日17時から20時30分まで、みらいとてらす限定特別参拝を実施。初穂料は一人500円です。

結の会では、都合がつく方だけでも集まって、限定特別参拝に参加したいと思います。ご希望の方は、18日(日)の午後6時30分に、第一鳥居にご集合ください。事前に梅田までご連絡をお願いします。

参考ホームページ:靖国神社「みらいとてらす」

 

2016年8月30日

関川さんが亡くなられました

結の会の会員として、さまざまな面で活動を支えてくださった関川荘榮さんが、7月15日(金)にご逝去されました。7月14日(木)に大動脈破裂で倒れられ、15日に安らかに他界されたそうです。謹んでお知らせいたします。

関川さんは新大久保の駅近くで長く不動産会社を営まれておられましたが、本業よりも宗教関係にご関心をお持ちで、神道・仏教のみならず、新宗教や心霊学方面にも造詣が深く、鹿島神宮で年頭におこなわれる寒中禊には欠かさず参加なさっておられました。個人的なお話しをされない方だったのではっきりはしませんが、おそらく80歳でいらっしゃいました。ご冥福を心よりお祈りいたします。

 

2016年7月18日

「久高オデッセイ」自主上映会は終了しました

大重潤一郎監督の遺作である長編記録映画「久高オデッセイ」。第一部「結章」の上映会は5月21日に、第二部「生章」は6月11日に、の第三部「風章」は7月9日に開催され、それぞれに好評でした。

本来、第三部の撮影期間には、すでに伝説と化した祭りイザイホーが行われる時期が含まれていました。イザイホーの再開はあり得ないと知りつつ、その日、何かがおこるに違いないとカメラを回していた撮影スタッフが見たのは、泣きながら久高殿で額づく若いノロ(祝女)の姿でした。彼女はイザイホーの祭りをすることができないと、神や先祖に神歌をうたいながら詫びていたのです。大重監督の飄々とした声が地下水脈のように流れ、「久高オデッセイ」は感動的に幕を閉じました。

皆さまのご協力に感謝します。

 

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2016年4月17日

報告 迎賓館を見に行こう! 2016年2月18日

迎賓館 正門

迎賓館 正門

2月5日から18日の2週間、内閣府では迎賓館赤坂離宮を一般公開した。今回公開された施設は、①前庭、②本館および主庭、③和風別館(游心亭)。結の会では、2月11日(木・建国記念の日)と18日(木・最終日)の2回、参加した。参加人数は、個人で拝観した人を除いて、11日に5人、18日に4人。

「前庭」は、期間内の10時~17時であれば、申込み不要で定員もなく、テレビで見慣れた正門(2009年国宝指定)から入場し、建物内には入れないが、本館(同じく国宝)の外観を間近で見られる。ただし、今回が初の公開となる「和風別館(游心亭)」は、事前申し込みが必要で、残念ながら抽選にもれてしまった。
「本館および主庭」の拝観希望者は、当日朝配布される整理券を受け取らなければならない。整理券の配布方法も時間も、当日にならないと分からない。11日は、8時には配布が始まったそうで、2000枚の整理券は9時15分には無くなったため、参加5名のうち、整理券を受け取ったのは1人だった。その例があったので、18日は朝7時前には迎賓館前に整列。この日は、3000枚が入館時間ごとに配布されたので、無事に全員ゲット。朝食をとって10時からの入館に備えた。

本館と噴水

本館と噴水

本館内部は写真撮影禁止なので、お見せできないのが残念だが、朝早くから並んだ価値はおおいにあった。本館の彩鸞の間、花鳥の間、中央階段・2階大ホール、朝日の間、羽衣の間と、拝観した部屋はそれぞれ室内装飾に趣があり、シャンデリア、壁にかかった綴織、天上画、大理石の巨大な柱などの豪華さには目を奪われた。本館前に広がる主庭の噴水池も2009年に国宝に選ばれたもの。その後、春まだ浅き前庭を逍遥したが、空は冷たく澄み渡り、東京にこうしたのびやかな空間が存在し、その中にいることだけでも幸せを感じるひと時だった。 (S.U)

2016年2月19日

沖縄御嶽めぐり

長年の懸案だった沖縄の御嶽めぐりを、やっと開催するメドが付きました。
3月4日(金)に那覇空港集合~6日(日)那覇空港解散という日程です。
参加者の一部は、そのあとに世界遺産のグスクめぐりをしようと張り切っています。
実施後の報告・感想をお楽しみに!

 

 

2016年2月18日