「久高オデッセイ」自主上映会は終了しました

大重潤一郎監督の遺作である長編記録映画「久高オデッセイ」。第一部「結章」の上映会は5月21日に、第二部「生章」は6月11日に、の第三部「風章」は7月9日に開催され、それぞれに好評でした。

本来、第三部の撮影期間には、すでに伝説と化した祭りイザイホーが行われる時期が含まれていました。イザイホーの再開はあり得ないと知りつつ、その日、何かがおこるに違いないとカメラを回していた撮影スタッフが見たのは、泣きながら久高殿で額づく若いノロ(祝女)の姿でした。彼女はイザイホーの祭りをすることができないと、神や先祖に神歌をうたいながら詫びていたのです。大重監督の飄々とした声が地下水脈のように流れ、「久高オデッセイ」は感動的に幕を閉じました。

皆さまのご協力に感謝します。

 

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2016年4月17日