2015年8月8日(土)上野の動物たちも残業?

この夏の異常な暑さに耐えかねて、夜に散歩する人が多いそうだ。それに夏休みとあって、夜おそくまで開いている美術館や水族館が人気をよんでいる。私も流行の波にのって、最近お友だちになった五歳のAちゃんと、上野の動物園をおとずれた。
入場口に近いパンダ舎は、夜でも人が鈴なりで、人々の視線の先には、大きなおなかに笹を山盛りにのせたシンシン(メス)。今日は遅くまでお客さんが多いなとでもいうように、ときどき人間どもを横目でみながら笹を食べている。象さんペアも、夜見ると実に大きい。薄暮の中を飛び回るコウモリ、震えながら子どもたちにダッコされているモルモットやウサギ、サル山のサルたち、どれもが落ち着かないように見えるのは、夜にもかかわらず園内をカッポする勝手な人間どもに、こちらの気がとがめるせいか。ビルの合間に半分だけ見える花火も、人間のエゴを笑っているようだ。

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