気になる建物の正体は…

上野公園に立つ東京国立博物館の、ほんとの意味での一角に、白い四角い建物があるのにお気づきではありませんか。近づくと「旧博物館動物園」という文字が。

上野駅・日暮里駅間に以前あった京成電鉄の地下駅で、1933年12月に開業され、2004年に廃止された駅だそうです。ご料地に建てられたので、なかなか荘重な趣です。この気になる建造物が、2019年2月24日まで一般公開されているというので、行ってきました。

一般公開といってもすごい人気で、予約は早々と満員となり、金土日は一般向けに10時から整理券が配られるというので、9時前に行ったのですが、小雪が舞うなかアッという間に長蛇の列。整理券にありつけなかった人たちが諦められない様子で、係員は質問攻め。

さあ時間です。入ってみましょう。入口のレリーフは今回の公開のために、新しくつくりかえられたそうです。ドアを開くと真ん中に、大きな白いアナウサギが穴を掘っています…。なんでかなと思うかたは、京成電鉄のホームページを探してお読みください。

薄暗い階段を下りていくと、突き当りに柵があり、その向こうに昔の切符売り場が。でもそこまでは行けないので、柵のあいだから写真を撮るのみ。この駅は4両編成用にできていて、現在の長さの車両は止まれないため、閉鎖されたのだそうです。

狭い構内には昔の落書きが残されていたり、動物園駅らしく動物の骨格標本が並んでいましたが、フーン、という感じで出てきました。

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