今年の冬は記録的な暖冬でした。降雪量は全国的にかなり少なく、気温は統計開始以降、もっとも高い記録を更新したそうです。
それでも春は春。木々も草たちも、待ってましたとばかり、新芽を出し、次代のために花を咲かせ、それを目当てに鳥たちが虫たちが、飛び回り、はい回り、あたり一面、命みなぎる季節ですね。
目を上げればコブシの大木が、まるで雲のよう。花に隠れて見えませんが、遠くには富士も見えています。
頭を巡らせばユキヤナギ、スモモ、槇や松までも鮮やかな緑を誇っています。
そして足元には、ホラ、なんとも可愛いスミレの花たちの健気な姿。
こちらは、あら、珍しい、オキナグサです。秋には長いヒゲをはやしておじいさんの姿になりますが、さすがに春は若者ですね。
それにシュンランも、目立たずそっと咲いています。好きだなあ、この花。
これらの花々は、先日の彼岸のときに、霊園の中でみつけたものばかりです。ときにはお墓参りもいいものですね
梅、花桃が姿をけし、今は桜ですね。
今日お墓参りに静岡に行ってきましたが、鹿児島と同様冬が暖かすぎて桜が咲いていませんでした。
花の季節ですね。俳句をかじっているのですが、一ひねりする材料に困らない季節です。一茶と園芸文化の原稿を書いているのですが、なかなか出版原稿にまで至りません。今年はガーデニングブームを創った大阪の「花の万博」から30周年です。花のあふれる日本にしたいですね。