気になる樹 エンジュ

JR原宿駅から根津美術館に歩いていくと、みゆき通りの街路樹に、花がたわわに咲いていた。%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%81%ae%e6%9c%a8

背が高い樹で、見上げても花はよく見えない。幸いなことに一本の樹の幹に名前が書いてあった。「エンジュ」。そうか、この木はエンジュというのか。

なにしろ、私のような初心者は、樹木の名前について自信がない。このように、だれかがはっ%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%81%ae%e5%b9%b9きり書いてくれれば安心だ。

樹皮は縦に割れ目が入っている。

エンジュ、漢字で「槐」と書く。中国原産の落葉高木。樹高は20メートルにもなることもあるという。

やは%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%81%ae%e8%8a%b1り街路樹として使われるハリエンジュ(ニセアカシア)は、北アメリカ原産の落葉高木。エンジュと似ているが、花が違う。蕾や花には薬効成分が含まれ、止血剤として生薬に利用されてきたそうだ。

気が付くと、エンジュはあちこちで街路樹として植えられている。丈夫で大気汚染にも強いそうだ。公園や街角に植えられたエンジュが、太い幹を堂々と大きく伸ばして葉を茂らせ、霞がかかったような細かい白花をいっぱいに咲かせる姿はなかなかいい。

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