気になる樹 アラカシ

樹の形 樹木についてはまったくの素人の私だが、これから毎月一回、神社をめぐる社叢学会の社叢見守り隊に、他の人の迷惑顔もかえりみず、同行することにした。一社を歩いたら、必ずひとつは木の種類を覚える「一社一木」をモットーに、さあ、歩こう。

 まず訪れた台東区竜泉に鎮座する千束稲荷神社。ここで私の目を引いた一本の木。葉脈のはっきりしたこの木はなんだろう。先輩に聞いたら、「アラカシ」とのこと。 幹と葉

本によると、常緑広葉樹のアラカシは、直立して中~上部で枝を広げ、こんもりした形になるのだそうだ。

 幹は褐灰色でざらざらするが割れ目はできない、とある。なるほど。葉の表は光沢があり、裏は緑白色。葉の上半分に大きなギザギザ(鋸歯というそうだ)があるとのこと。なるほど、なるほど。アラカシか、覚えたぞ。

アラカシ葉・裏

アラカシ葉・裏

アラカシの葉・表

アラカシの葉・表

 

 

 

 

社殿の脇にはクロマツ。葉は針状で先端はとがり、触ると痛い。2枚ずつ束生する、とある。束生とは、一か所から数枚の葉が束状に出ることだそうだ。
社殿わきのクロマツ クロマツの葉

境内の片隅に可愛く花を咲かせるランタナ。つぼみから開花につれて色を変えるのでついた和名が「シチヘンゲ」。葉をちぎるとイヤな臭いがするそうだ。ご用心ご用心。
ランタナ

今回の「一社一木」はアラカシでした。

 

気になる樹 アラカシ」への1件のフィードバック

  1. 8月の見守り隊に参加しました。ケヤキなどの大木は、わかるようで、ちょっと似ていて違う葉っぱに出会うとわからなくなってしまいます。
    8月はちょっと感激な花に出会いました。道中のお宅の植木鉢に咲いていた花「こんろんか」。花が星のように黄色できらきらしています。葉っぱの先が一枚だけ白いので、「半夏生」に似ていると思いました。

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