2014年 ロシア若手日本文化研究者育成

2014年に選出された研究者は、フェヂャーニナ・ウラドレーナ氏。出版された本のタイトルは『菅原道真:詩文の神、菩薩の化身 ―天神信仰の初期の歴史(9世紀~12世紀)―』で、フェヂャーニナ・ウラドレーナ氏がモスクワ大学で博士号を取得した、菅原道真の研究をまとめたものです。

Lada『菅原道真:詩文の神、菩薩の化身-天神信仰の初期の歴史(9世紀~12世紀)―』
【著者紹介】 フェヂャーニナ・ウラドレーナ氏
歴史博士、助教授。1989年モスクワ国立歴史・資料大学を卒業。2001年モスクワ国立大学付属アジア・アフリカ諸国大学(日本語学科)を卒業。アジア・アフリカ諸国大学で博士号を取得。日本の大学(創価大学、慶応大学)に留学し研修する。2002年から2013年まで神道国際学会のロシア事務所に事務局長として勤務。2007年からモスクワ市立教育大学付属外国語大学の日本語学科に助教授として勤務し、日本史、日本宗教を担当。研究分野は古代・中世日本の宗教、文語。