劉岳兵教授、日本研究院院長に就任

 かねてより、天津市の南開大学で、「南開大学梅田善美日本文化研究基金」の責任者として堅実な研究活動、学際活動を続けてこられた劉岳兵教授が、このほど、同大学の日本研究院の院長に就任され、着任のご挨拶を送ってこられた。日本研究院のさらなる発展を期待するとともに、栄誉ある院長の重責をおわれることとなった劉教授のご活躍とご健勝をお祈りしたい。

ごあいさつ

南開大学の日本研究は1960年代に端を発し、半世紀の星霜と何世代もの努力を経て、今日のような研究と人材育成を一体とする日本研究院として発展してきました。教育部により教育部国別と区域研究基地と認定されています。また日本国際交流基金より中国における日本研究拠点として重点的な援助を受けている機関でもあります。

本院は学術の発展、人材育成、交流促進、社会奉仕を目的とし、本学の世界史、国際経済、国際政治といった国家レベルの重点学科との協力関係のもと、学際的かつ国内外の共同研究、学術シンポジウム、専門家による集中講義などを数多く催して、日本政治・経済・歴史・文化の研究と教育を広範囲にわたり展開することで、実り豊かな成果を収めるとともに、日本研究に従事する専門的な人材も数多く輩出してきました。

中国国内においてはトップレベルだけではなく、国際的にも著名な総合的日本研究機関およびハイレベルな人材育成の拠点となることを本院の目標としています。また長期的に安定した中日友好関係に貢献することがわれわれの願いでもあります。国内外の関係各位の暖かいご支援ご鞭撻を衷心よりお願い申し上げます。

                                                南開大学日本研究院長 劉岳兵
2017年7月

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