姉の娘、つまり私にとっての姪から郵便物が届いた。開けてみると、マンガの本が…。
彼女がマンガを描くことを生業していることは知っていたが、知っているのと現物を手に取ってみるのとは大違いだ。驚いて母親に電話してみると、雑誌に連載したり単行本も何冊も出していて、知る人ぞ知るマンガ家なのだという。
自分の身内にマンガ家がいることに驚き、本を開いてまた驚いた。なかなか難しいものだ。気がつかないうちに、頭が固くなっていたのだろうか。
ともあれ、「ありがとう」とラインしたら、今度は手製というイヤリングが送られてきた。描くのに疲れた頭には、パーツを並べてイヤリングやペンダントを作る手仕事がいいらしい。
なかなかステキじゃないか、耳たぶに穴をあけていない私は、片方を落としながらも、イヤリング派だ。マンガと違って、これは頭が固くても、耳さえあれば問題ない。ありがたく頂戴することにした。
もし皆さまのなかで、どんな本なのか読んでみようという方がいたら、ぜひ一冊よろしく。なおかつ、ご感想を聞かせていただけたら、叔母としては感謝するのみだ。
『彼女と犬の恋愛事件』青泉社、著者・山内規子、本体価格・720円