7月は雨模様で中止、8月は例年どおり実施せず、ということで39回目の見守り隊は9月7日になりました。参加者9名。見守ったのは7月に予定していた奥多摩町の2神社でした。
立川で乗り換えた青梅線というのは、メッタに乗ったことのないはずの路線なのですが、鳩ノ巣、奥多摩湖…、なぜか私の耳に懐かしく響く…、思い出した!小学校の時、遠足で来たところだ!(これは梅田の記憶です)
最初の「奥氷川神社」は奥多摩駅のすぐそばに鎮座しています。降りると、ご神木の三本杉が目の前に。この駅は以前「氷川」という名だったそうで、「奥多摩駅」などという平凡な名よりずっと良かったのに(これも梅田の個人的意見です)。
奥氷川神社のご神木「氷川の三本杉」は、根元から3メートルぐらいで三本に分かれ、後はそれぞれ天に向かってすっくと立っています。東京で一番高い木なんですって。
次に訪れた「武州御嶽神社」は歴史もあり、近隣では有名な神社です。宝物館には国宝が2点、重要文化財も数点あり、最近のブームで国宝の「赤糸縅鎧」を見に来る人も多いとか。宝物館の前には、馬に乗った畠山重忠さんの銅像が。畠山氏は秩父氏の一族だから、馬で走れば秩父はここのご近所さんなんですね。
本殿の前では、お犬さま(オオカミ)が神様を守っていました。ブクブク太った狛犬より、精悍なお犬さまのほうがステキ(これも梅田の好みによる)。参道にそびえる驚くほどの大木・ご神木の神代ケヤキ、山頂から見た下界の絶景、健気に咲くレンゲショウマの群れ、どれもよかったですねえ。やっぱり見守り隊は楽しいな。
見守り活動のまとめは、社叢学会のホームページの中で報告されています。
http://shasoumimamori.exblog.jp/
#鎮守の森
#見守り隊
#奥多摩
令和となってちょうどひと月。気持ちも新たに見守りに行った鎮守の森は、4月に行った埼玉県狭山市の南東側で、より入間川に近い地域に鎮座されている神社群でした。
木村隊長によれば、「今回は武蔵国のど真ん中です。埼玉県入間市の入間川右岸の台地上の神社群ですが、熊野系、愛宕系、稲荷系、氷川系と昔、この地に住み着いた人々がどのような想いで、こうした神々を勧請し祀ったのか想像を巡らすのも楽しいのではないでしょうか」とのこと。
6月1日10時に、西武池袋線「武蔵藤沢」駅に集合したのは13人。男性4人と女性9名と、いつもどおり女性が多いわが見守り隊です。見守りたいというのは女性の本能なのでしょうね。
見守った神社は、①ご神木の大杉がそびえる熊野神社(埼玉県入間市下藤沢)
②古いキツネ塚の久保稲荷神社(入間市久保稲荷)
③昇竜の松が威容を誇る東愛宕神社(入間市東町4丁目)
④埼玉県ふるさとの森に指定された愛宕神社(入間市豊岡3丁目)
⑤狭いながらも川沿いの境内に大木が多い氷川神社(入間市高倉4丁目)
の5社でした。
令和に入って、私たちが最初に見守った鎮守の森は、下総隊の案内による新緑の市川地区でした。江戸川河口に発達したこの地域は、街中にクロマツが多く残されていることで有名です。
コースは、JR本八幡駅(集合)→① 八幡の藪知らず(市川市八幡2-8)→ ② 葛飾八幡神社(市川市八幡4-2-1:下総國総鎮守、県社 国天-千本イチョウ)→ ③ 白幡天神社(市川市菅野1-15-2、市保存樹-大椋、社額-勝海舟 揮毫)→ ④ 諏訪神社(市川市平田2-23-12、クロマツ)→ ⑤ 胡録神社(市川市新田1-3-1、参道-クロマツ)→ ⑥ 春日神社(市川市新田1-3-1、クロマツ-根上)
写真は諏訪神社で。海岸に近いのでクロマツの大径木がドンドンと生えていました。
見守り活動のまとめは、社叢学会のホームページの中で報告されています。
http://shasoumimamori.exblog.jp/
日本全国が桜の話題でもちきりだった4月6日の土曜日、西武新宿線入曽駅で集合した15名。わが見守り隊のゆる~い団結力はさすがですね。
今回は、木村隊長と神川社叢インストラクターのほかに、千葉隊から原正利社叢学会理事と有田樹木医という力強い教授陣を得て、教わることも多く、隊員は大喜び。入曽駅で会った土地の古老による話が聞けたのもよかったです。古老も女性に囲まれて嬉しそうだったし。
コースは、入曽駅(集合)→①入間野神社(狭山市南入曽)→②七曲井戸(狭山市北入曽)→③野々宮神社(〃)→④堀兼神社(狭山市堀兼)→⑤堀兼の井戸(〃)→入曽駅(解散)。神社としては3社でしたが、新緑の木々と色鮮やかな花々が咲き乱れるなか、けっこうな距離を歩きました。
神社の社叢については、まとめをご覧いただくとして、ここでは「まいまいず井戸」をご紹介しましょう。まいまいず井戸とは、かつて武蔵野台地で多くみられた井戸の構造だそうです。地表がもろい武蔵野台地ではまっすぐ下に堀れませんから、まず地表面を斜めにすり鉢状に掘り進め、底の部分に垂直に井戸を掘り、水を得ました。その形がカタツムリ(まいまい)に似ていることからそう呼ばれました。ここ北入曽の常泉寺観音堂境内にある井戸の正式名は「七曲井」と呼ばれていて、残っている井戸としては大型だそうです。
見守り活動のまとめは、社叢学会のホームページの中で報告されています。http://shasoumimamori.exblog.jp/
長雨が続いた日々の合間にぽっかりと晴れた3月2日、10名の参加者を得た見守り隊は、東京都の南端、町田市のフットパスを歩いてきました。
この耳慣れない「フットパス」という言葉は、日本フットパス協会HPによると、「イギリスを発祥とする『森林や田園地帯、古い街並みなど地域に 昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径(こみち)【Path】』のこと」だそうです。
今回私たちが歩いた町田市のフットパスは、木村隊長によると「なかなか良いところを選定してコース作りをやっていますね。「鎮守の森」もこういう中に組み込まれて親しまれれば、また違った面で受け入れられるのでは」とのこと。
見守った鎮守の森は、①ぬぼこ山本宮〔町田市玉川学園7丁目〕②熊野神社〔町田市高ヶ坂2丁目〕③町田天満宮〔町田市原町田1丁目〕④母智丘神社〔町田市原町田5丁目〕の4社。コースの途中にあった薬科大の森はカシ類のオンパレードで、シラカシ・アカガシ・ウラジロガシ、なんとイチイガシまであったと隊長は大喜びでした。
見守り活動のまとめは、社叢学会のホームページの中で報告されています。http://shasoumimamori.exblog.jp/