第36回 鎮守の森見守り隊 ご報告

 日本全国が桜の話題でもちきりだった4月6日の土曜日、西武新宿線入曽駅で集合した15名。わが見守り隊のゆる~い団結力はさすがですね。
 今回は、木村隊長と神川社叢インストラクターのほかに、千葉隊から原正利社叢学会理事と有田樹木医という力強い教授陣を得て、教わることも多く、隊員は大喜び。入曽駅で会った土地の古老による話が聞けたのもよかったです。古老も女性に囲まれて嬉しそうだったし。
 コースは、入曽駅(集合)→①入間野神社(狭山市南入曽)→②七曲井戸(狭山市北入曽)→③野々宮神社(〃)→④堀兼神社(狭山市堀兼)→⑤堀兼の井戸(〃)→入曽駅(解散)。神社としては3社でしたが、新緑の木々と色鮮やかな花々が咲き乱れるなか、けっこうな距離を歩きました。

 神社の社叢については、まとめをご覧いただくとして、ここでは「まいまいず井戸」をご紹介しましょう。まいまいず井戸とは、かつて武蔵野台地で多くみられた井戸の構造だそうです。地表がもろい武蔵野台地ではまっすぐ下に堀れませんから、まず地表面を斜めにすり鉢状に掘り進め、底の部分に垂直に井戸を掘り、水を得ました。その形がカタツムリ(まいまい)に似ていることからそう呼ばれました。ここ北入曽の常泉寺観音堂境内にある井戸の正式名は「七曲井」と呼ばれていて、残っている井戸としては大型だそうです。

見守り活動のまとめは、社叢学会のホームページの中で報告されています。http://shasoumimamori.exblog.jp/

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