第41回 鎮守の森見守り隊ご報告〔令和元年11月2日〕

 11月2日(土)の見守り隊は、下総の国を訪ねました。集合したのはJR総武線の幕張駅、今回は総勢15名で、うち男性が6名というのは最近にない快挙! 今日は下総隊の原リーダーのあとをついて、幕張周辺を歩きます。

① 秋葉神社、昆陽神社
スィートポテトが好きな人には、青木昆陽は大恩人。名前を見ただけで、敬礼してしまいそう。この神社は以前、小山状の台地に鎮座されていたそうですが、今は道路拡張のため移転されました。玉砂利が敷き詰められた境内には、木がほとんど無く、わが見守り隊もやることなしです。

② 子守神社 
この近辺の地域の総鎮守とか。文字通り、安産・子育ての神として崇敬を集めているそうですが、鎮守の森というほどの木々もなく、さっぱりしたもの。

③ 金毘羅神社 
路地の突き当りの小山の上に、社のあとらしきものが。足元に注意しつつ登ってみると、すでに社殿はなく、木々のあいだに基壇がのこるのみ。海の近くだから漁師さんたちが金毘羅さんを祀ったのでしょうね。

④ 道祖神社(堂の山)
「堂の山」と書かれた山道を入っていくと、丘のうえに小さな祠がありました。それを数本のタブの大木がおおっています。あたかも我が神を守るかのように。掃除道具がありますから、近所の方々がおりにふれ清掃しているのでしょう。境内は掃除が行き届いています。以前は大日如来を祀る大日堂があったらしいのですが、この神々しい雰囲気に触れたら、そんなことはどうでもいいという気持ちになってしまいます。

⑤ 浅間神社、大宮神社
K先輩のご忠告によると、鎮守の森を遠望したら、あの木はナニ、あの木はナニ、と予測していくとよいそうです。が、私など樹木オンチにとって木の名称を見極めるのは、遠近関係なく難しい。でも、この辺りはどれもタブノキと言っていればいいのですから安心です。「これより先立ち入り禁止」と書かれてあるのを横目に、慎重に石段を登っていくと、やはり大きなタブノキ。北斜面に臨める淡い緑の色の木は、ハリギリでした。これも大木。だれも通らない草深い道に立つ鳥居の前には「小御岳磐長姫」と書かれた古い石柱が立っています。社殿もなくなった浅間神社の木花開耶姫命と石柱だけの小御岳の磐長姫、富士山好きのKさんなら喜んでウンチクをかたむけそうな状況です。

⑥ 三代王神社
⑦ 検見川神社
幕張からひと駅行った「検見川駅」の近くに鎮座しています。今回の見守り行程の最後を飾る(?)にふさわしい社殿と境内でした。

見守り活動のまとめは、社叢学会のホームページの中で報告されています。
http://shasoumimamori.exblog.jp/

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